山下くに子 / 晴れ、時々、わたし

 台風の影響で、本日の東京は雨模様…

 先日、仙台に参りまして、ふと気づいたのでございますが、
仙台の人って、傘、ささない。

 ぽつぽつ雨ならまだしも、
「あ〜ん、傘ささなきゃ、ぬれちゃう!」くらいの雨でも、
ささない人、多し!

 雨粒が当たって、洋服にぽつぽつ模様ができても、傘、ささない。
車はワイパーかけても、
歩いている人は、傘、ささない。

 別に雨をよけるわけでもなく、
走るわけでもなく、
フツーにトコトコ歩いておいででございます。
 
 友人と歩いているような人たちでも、
傘をさしている人が、
さしていない人に、傘をさしかけるわけでもなく、
それぞれ、おしゃべりしながら、フツーに歩いておいででございます。

 ちょうど番組プロデューサーが仙台出身でございましたので、
「仙台の人って、傘、ささないの?」と聞きましたら、
「そういえば、雪でもささないなぁ…」との答え。

 ふむむ、仙台では、折りたたみ傘、売れないだろうな。

そういえば、沖縄の方も、さしませんわよね。
ざざ〜っ!という感じでない限り、
濡れながら、みんなトコトコ…。

 沖縄では、傘自体、売れないだろうな。

 

 見る人が見れば、すぐわかる、この門構え…

 東京工業大学でございます。
久しぶりに来たなぁ、ここ。

 以前、番組を持ちながら、トレンド系のライターをやって、おまけにイベント・ディレクターをしていた頃、よく東工大に打ち合わせで来たものでございます。
 今は超有名になったロボコンが、まだイベントとして成立していない、単なる学内の催しだった頃のことでございますけど…。
 
 最初の印象… 学内に循環バスを走らせてくれ〜! 
 だって、広いんだもん。
 おまけに私が通っておりましたロボット関連の研究棟は、大岡山地区ではなく石川台地区… つまり、一番奥(泣)

 その後もいろいろと縁あって、東工大に生息するインコの撮影とか、来たなぁ…

 先日、世界第7位の性能をマークしたスーパーコンピュータが公開されるというので参りましたの。
 スパコン…、見た目はおもしろいものではございません。
 閉架書庫のような場所に、本の代わりにコンピュータが整然と並んでいるという感じ。
 ブォ〜っと、ファンの唸る音が低く響き、ピコピコとマシンの電気が点滅する、超無機質な世界でございます。
 ご興味がある方のために、公開されていたグリッドはこちら。

 わかったような文章ですが、本人、サイエンス系ではないため、ひたすら会見でのメモを活用しておりますの、おほほ。
 このスパコンで計算が複雑な液体内の気泡流シミュレーションもサクサク。

 学内開放されているので、東工大の学生は使えるんだそう。
 だから、名前も東工大のシンボルマークにちなんだ「TSUBAME」。コンセプトは「みんなのスパコン」。 
 なんか、世界のトップレベルのものを身近に使える学生、いいなぁ。
 もっとも、そういうのって、学外に巣立ってから、初めて使わせてもらえていた価値とかに気づくんですけどね…

 で、ワタクシもしばし、東工大に関連したお仕事をしていた頃、つまりはワーカホリック(今は死語?)だった頃のことを思い出しておりました。
 よく朝から深夜まで、活動していたものでございます。当然、酒を呑む時間もございませんでした。
 今は、考えられな〜い!

 でも、あの頃は、すごく仕事に対して情熱を持っていた…
 久しぶりに東工大に来て、思わず叫んだのでございます。

 ジョーネツ、カムバ〜ック!

 若い頃は何かにつけて熱く、時には生意気丸出しで生きていたような気がするけれど(いわゆる青いってやつ?)、年齢を重ねていくと、カドが取れてくるというか、私も丸くなったモンよ…自分を褒めるときがあったりしませんか? その反面、「ま、いっか…」てな具合の決着が多くなったりして、以前のこだわりや情熱はどこに行ったンだ?と遠い目をしてみたりもして…。なんか、寂しい…。

 だが、しかし、バットです。そんな寂しさを吹き飛ばし、「パッションッ」とあえて英語で言いたいような、あえて唾液が飛ぶくらいの勢いで発音したいような情熱が、自分の中からあふれ出てくるのがのが、スポーツ観戦。1度も会ったことない人なのに、相手はこちらを知らないのに、なんでこんなに燃えるの、ワタシ…。

 よし、こうなったら、とことん行きましょ。サッカー関連の報道が過熱する今だからこそ…のマストアイテムが、サッカー関連のサウンド。定番曲「アンセム」を始めとして、番組のテーマ、サポーターズソング、CM使用曲、国際試合入場曲など、様々な角度から集められたコンピレーションアルバムが「ワールド・フット・ボール・アンセムズ」。聞けば身体が勝手に反応するくらいの定番曲ばかりですから、聴いてよかった感100%! ちなみにボーカル入りで盛り上げたければ、世界のヴォーカリストたちの曲を集めたFIFAワールドカップ公式アルバム「ボイスズ」もありまっせ。

 そのワールドカップの注目選手の一人が、日本チームのキャプテン宮本恒靖選手。そのプレイだけでなく、今やCMにもひっぱりだこの人気者ですが、東京駅前の丸ビルではカフェなど「宮本恒靖フットボール・パーク」を自分でプロデュースするなど、多才な人でもあります。で、登場するのが、彼がセレクトしたコンピレーション・アルバム「ミオ・クラシコ」。クラシックをよく聴く彼が選んだのは、歌劇「アイーダ」の凱旋行進曲から、ショパン、バッハ、サティと、親しみのある曲。しかし演奏はバーンスタイなどの一流どころをチョイスするなど、こだわりのラインナップ。彼の堅実ぶりが伺えますね〜。

 注目といえば、こちらも大注目、荒川静香さん。「さん」付けより「選手」で呼びたい気がまだするけれど、女優デビューしたと思ったら、サッカー番組ではキャスターも!その彼女が企画段階から参加し、ジャケット写真も選んだというアルバム「フィギュア・スケート・アルバム銀盤のクラシック」が発売されました〜!彼女だけでなく、浅田真央選手などが試合で使った曲などを集めています。選手たちの努力や身体の柔軟性なんかは遠く追いつけないけど、このアルバムからは、表現する人たちのイマジネーション・パワーを感じ取ることができますよっ。

 そう、インストルメンタルのいい所は、聞き手のイマジネーションの広がりに、かなりの自由度があること。いろいろなシチュエーションで楽しめますよね。それに、スポーツの力を応用したサウンドは、パブロフの犬みたいに、聞くだけでアドレナリンが出ちゃいそうっ!脳の活性化は若返りにもつながるし…、今日はスポーツ音楽でお肌つやつや!

 風薫る5月です。ほんと、さわさわと木々を揺らす風が心地よく感じられる時期になりました。どう? 風、感じていますか?

 科学的に言えば、風は空気の動き。でも感覚的に言えば、風は何か新しいものを運んできてくれたり、マンネリになっている自分を励ましてくれる機動力に感じませんか?そこで、風を感じられるようなサウンドを…。

 優しい風でハートをくすぐられるような、ついでに耳の中もくすぐられているような気分になるのが、エルディッサのサウンド。「誰、それ?」 はいはい、私もそうでした、この間まで…。軽自動車のCM曲に使われている、あのビージーズの名曲「ステイン・アライブ」を歌っているのがエルディッサです。肩の力をスッと抜いてくれそうなボサノバ・サウンドに問い合わせが殺到したそう。輸入盤しかなかったのですが、このたび国内盤登場! 同じ買うならやっぱり日本語の解説がついてないとイヤッという私みたいな人は嬉し涙です。おまけに、アバ、アース・ウィンドウ&ファイヤーといったダンス・フロアの名曲をボサノバにアレンジしたカヴァー盤で、つくば博をリアルタイムで知る世代には、またもや嬉し涙…。ちなみに、エルディッサは、フランスのプロジェクト・ユニットです。

 風といえば、リュ・シウォンの新作のタイトルは、ずばり「アジアン・ブロウ」。Blowは「風が吹く、風で動く」といった意味ですから、大きな風の流れを象徴するタイトルですよね。実はワタクシ、「冬のソナタ」にハマリ切れず、韓流ブームにかなり出遅れ、リュ・シウォン=イケメン俳優の概念に凝り固まっておりましたが、偶然聞いたサウンドに愕然。「え、リュ・シウォンなの?すご〜い、いいっ!」と180度方向転換。韓国ポップスも聞くようになりました。甘さと軽さと優しさで、気持ちのいい五月晴れの休日にほおばるソフトクリームみたいなサウンドです。

 身も心も気持ちいいと活力が湧いてきますが、そこに脳力を伸ばすモーツァルトで、自分自身の中に新風を吹き込みましょう。モーツァルト生誕250周年の今年はいろいろなアルバムが出ていますが、お勧め盤のひとつがこれ。バイオリニストの葉加瀬太郎が「もし、彼が今の時代に生きていてライブをやったとしたら、こんな選曲、曲順になるんじゃないか」というコンセプトで作ったアルバムです。葉加瀬がモーツァルト気分で演奏しているから、聞いてるこっちは、おほほほ、貴族の気分です。もちろん、葉加瀬ならではのポップ・アレンジのトラックも魅力ですよ。

 さぁ、風を感じて。そして、いい風をつかまえて!いつもがんばっているあなただから、流れにのって、たまには近道してもいいんじゃない?

 「自分はややジコチュー=自己中心的である。イエスか、ノーか…。」ほぼイエスですか? こういう質問に迷うあなた…、いい人ですね…。日常生活に追われる日々にいると、他人のことを思いやる余裕はどこかに行きがちですもんね。

 でも、大丈夫。音楽好きの人には、相手のことを理解しようという気持ちが基本的に備わっているんです。いえ、音楽を聞く人ならすべて…と言ってもいいかもしれません。なぜ?…というのは、音楽を聴いている時、歌詞が入っていると、その歌詞の内容を理解しようと脳は自然にがんばってしまうのだそうです。基本的に、自分に投げかえられたものは理解しようという姿勢が備わっているわけですよね。えらいぞ、音楽脳。

 だから反対に言えば、心底リラックスしたいときには、歌詞がない方がいいのだそうです。ということで、今回はインストルメンタルをチョイス!リラックスといえばヒーリング・ミュージックですが、その代表的存在が、シークレット・ガーデン。ノルウェーの男性とアイルランドの女性バイオリニストのデュオです。旋律とハーモニーの美しさに加えて、深い森や青い湖といった情景が浮かぶサウンドとして定評があります。最新作の「アースソングス」は厳密に言えばインストルメンタル中心のアルバムで、ボーカル入りの曲もありますが、それがまた崇高な感じでいいの…。おまけに、トリノ五輪のエキシビジョンで荒川静香が滑って以来、ケルト・サウンドは注目の的。音で「清楚」を表現するとこんな感じではないのかしら。

 反対に華やか感覚なら、絶対こちら。女子十二楽坊のベスト盤です。5年前の2003年に彗星のごとく登場したときには夢中になって聞いたけど、最近、なんかご無沙汰…という人も多いはず。かく言う私も、メンバーの音楽性の高さは認めつつも、なんか流行に乗せられているようで躊躇している部分があったのですが、これなら納得。オリジナルから、ヒット曲のカバーまでを、ファンの投票で選曲しているんですから、ハズレがありません。やはり「世界に一つだけの花」と、スピード感のある代表曲「奇跡」はマスト・アイテムですもんね。

 女子十二楽坊でエキサイトしたら、そのままの気持ちで突入したいのが、アコースティック・ギター・デュオのゴンチチのアルバムです。ポップな雰囲気が人気ですが、和風のジャケットを着たニューアルバムはかなり繊細なサウンド。明るく癒されたいなら、コレが一番です。悩み事がなんだか小さく小さく思えてきますよ〜。それに、このタイトルがいいじゃないですか。「我流一筋」。自分を押し通しているようで、二人のコンビネーションは絶妙というところが、なんとも大人のスタンスなんですけどね。

 考えて見れば、他人を理解するのも難しいけど、自分のことを理解する方が難しいものね。我を通すのも、自分へのアプローチのひとつなのかも…。まぁまぁ、いろいろ、あーだ、こーだといっておりますが、言いたいことはただひとつ。連休中のロングドライブは、運転に集中するために、お供の音はインストルメンタルでどうぞ。